エルメスのバックに見る世界の経済とお金の動き

エルメス

こちらの写真は私が2011年にいったパリのエルメスのショウウィンドウです。

日本ではなかなか見ないカラーのバングルやバッグですよね。

パリのエルメスはやっぱり本場なので日本にはない商品がたくさんありました。
エルメスはもともと馬具屋さん、なので日本では見ない馬具も置いてありましたよ。

さて、そんなエルメスですが、実は年々値上がりしていることをご存知でしょうか?
バッグにしても時計にしてもどんな商品で有れど、少しずつ値上がりしています。

私はエルメスの時計を愛用しているのですが、
約10年前に買った時計はNYで購入した時1700$当時のドルが1ドル115円だったので、
消費税を入れて約20万円ほどでした。

しかし、そのエルメスの時計をを酔っぱらって転んだときにこわしてしまい、
3年ほど前に修理に出したのですが、なんとその費用が24万円。

エルメスのメドールという時計なのですが、
『え?修理代が本体台より高い。』
と思い、新品を買おうと思ったのですが、新品を買うと今では30万円です。
7年で約10万円値上がりしたということになります。

NYで買ったので多少安かったと考えても、かなりの値上がりです。

エルメスのバーキン、ケリーバッグなどをはじめ多くのエルメスの商品は職人さんの手作業を得て作られています。
そういった手間もかかるため、お直しや修理、オーダーなどには半年~1年もかかります。

セックス・アンド・ザ・シティでもサマンサがエルメスのバーキンが欲しくて注文するのですが、
2年待ちといわれてしまうほど。

バーキンにしてもケリーにしてもなかなかのお値段のバッグなのですが、
実際に1~2年待ちくらいはある話です。

そんなエルメスですが、パリのエルメスに行ったときは中国人客であふれかえっていました。
日本ではあまり見ない大きなサイズのバーキンがものすごい大きな箱と袋に入れられて買われていく姿を目にしました。

私がエルメスのパリ店内にいたときに聞こえてきた言葉はほぼ中国語。
日本人はほとんどいませんでした。

パリのクリスチャン・ルブタンに行った時も聞こえる声は中国語か中国人が話す英語。

たくさんの中国人富裕層が現金をもってパリでお買い物をする風景は珍しいことではありません。

日本もバブルの時は、団体旅行客がパリでブランドものを買いあさっていたのですが、
それはかなり昔の話。

今はどこにいっても中国人の富裕層たちがビルやテナントごと購入し、オーナーになったりしています。

ハワイのワイキキのDFSですら、今年LVMHグループのオーナーから中国人オーナーのものへと変わりました。

元伊勢丹のエルメス勤務の知人に聞いたところによると、
日本の景気が良かった時はエルメスの世界の売り上げの90%が日本人だったそうです。

でもいまは中国人でしょうね。

ブランドバッグひとつとってもそこには世界の経済が反映されています。

そんなエルメスでも人より10%、下手したら20%、安く買うことができます。
それには、ユーロ/円を常にチェックしておくことです。

もしくは毎月積み立てでユーロを持つこと。

クリスチャンルブタンを安く買うには?でも触れていますが、
円高になった時をねらって円をユーロに変えておくのです。

分散投資や通貨バランスとも言いますが、これだけ海外の輸入をしている日本において、
日本円だけ持つ、ただお給料をそのまま貯金しておくということはある意味、損しているんですよね。

たとえばバーキンが1万ユーロだったとしましょう。
今日の通貨は1ユーロ/135円ですから、バーキンを買うのには135万円必要です。

でも去年、2012年の7~8月は1ユーロ/97円だったこともあるのです。
その時に円をユーロに変えていれば、1万ユーロのバーキンが97万円で買えるんです。
この価格差なんと38万円です。

エルメスを買うような富裕層はそんなこと考えていないとおもいますか?

富裕層は大抵、為替リスク回避のため、資産の分散投資のため、
複数の国の通貨を持っています。

たとえば、小麦だって日本は海外から輸入していますし、
多くの食品は海外から輸入しています。

もし円安になれば、そういった物価も上がることになります。
その時、自分の資産が円だけだったら、損してしまいますよね。

でも輸入国の外貨を持っていれば、バランスが取れるのです。

なので、多くの日本企業や投資家、富裕層は資産を主要国の通貨で持ち、
急激な円高/円安のリスクを回避しているんですよね。

こういったリスク分散もマネーリテラシーが高い人は必ずやっています。

では、どこの通貨をどこで買うのか?どこの国の通貨でバランスを取るか?
などなど、この外貨についてはまた書きますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>